日本語(にほんご)には体(からだ)を使(つか)った表現(ひょうげん)がたくさんあります。
今回は“顔(かお)”を使った表現をご紹介します。
※体を使った表現についてのpodcastも聞いてください→★
【顔色を伺う】かおいろをうかがう
相手(あいて)がどんな状態(じょうたい)か調(しら)べたり推測(すいそく)したりすること。
例文(れいぶん)
・彼(かれ)はいつも上司(じょうし)の顔色を伺ってばかりいる。
・母親(ははおや)の顔色を伺って、お小遣(こづか)いをねだった。
【顔が広い】かおがひろい
社交的(しゃこうてき)であり、知(し)り合(あ)いの数(かず)が多(おお)いこと
例文(れいぶん)
・彼(かれ)は顔が広くて、世界中(せかいじゅう)に友達(ともだち)がいる。
・彼女(かのじょ)は誰(だれ)とでもすぐ打(う)ち解(と)けられて、顔が広い。
【顔を出す】かおをだす
会合(かいごう)などに出席(しゅっせき)する。姿(すがた)を現(あらわ)す。
例文(れいぶん)
・友達(ともだち)の誕生日(たんじょうび)パーティーに顔を出した。
・まだ仕事(しごと)が残(のこ)っているから、飲み会(のみかい)には少(すこ)しだけ顔を出して帰(かえ)るよ。
・みんな会(あ)いたがっていたから、ぜひ顔を出してよ!
【顔を合わせる】かおをあわせる
顔を向(む)き合(あ)わせる。会(あ)う。共演(きょうえん)する。対戦(たいせん)する。
例文(れいぶん)
・同窓会(どうそうかい)で久(ひさ)しぶりに旧友(きゅうゆう)と顔を合わせた。
・新作映画(しんさくえいが)で名優(めいゆう)が顔を合わせることになった。
【顔を立てる】かおをたてる
相手(あいて)の名誉(めいよ)や体面(たいめん)を失(うしな)わせないように物事(ものごと)を取(と)り計(はか)らう。
例文(れいぶん)
・一緒(いっしょ)に仕事(しごと)をした後輩(せんぱい)の顔を立てた
・先輩(せんぱい)の顔を立てるために、わざと試合(しあい)に負(ま)けた
【顔に泥を塗る】かおにどろをぬる
面目(めんぼく)を失(うしな)わせること。恥(はじ)をかかせること。
例文(れいぶん)
・お世話(せわ)になっている上司(じょうし)の顔に泥を塗ってしまった。
・いい歳(とし)をして、親(おや)の顔に泥を塗ってしまった。
みなさんもぜひ使(つか)ってみてください!